2018年〜2019年トピックス

1.開発中マルチアンプ向け機器

デジタルチャンネルデバイダー

電子ボリウムをCPU制御

マルチCH DACXMOS USB I/F

201812

デジタル・チャンネルデバイダー(Active Crossover)は只今バラックでの実証実験を終えたところです。IoTシステムのソフト開発が入っていて完成はその後で来年の2月以降の予定です。特徴は

(1) 帯域分割はPC(ラズベリーパイ、Tinker BoardLINUXWindowsでのソフトウェア)で行います。帯域分割にFIRフィルターを使うことでリニアフェーズのクロスオーバーが実現できます。

(2) Windowsfoobar2000用プラグインを以下のURLで配布しています。http://www.aedio.co.jp/dowload/index_j.html

LINUX用ではapt-get(debian)brutefirをインストールして使えます。(volumio / ubuntu)BruteFIRのデータは以下で提供中。

http://aedio.jp/BruteFIR/

(3) 比較的安いI2S DACボードを同一のものを複数枚利用するのでコスト的に低く抑えられます。

(4) PC(Windows)からできるユニット間のレベル調整、全体のボリウム制御が可能です。このため、全てコンピュータから手元で制御できるのでノートPCなどでリモコン的動作も可能です。

 

実際のボード群の写真です。一階部分は電源です。一階部分(二階建て)の電源部です。電源部はオーディオ機器のインフラで大切です。ここは割と伝統的に良いと思われる部品で構成しています。EI型のトランスを複数使い、整流はショットキーバリアダイオード(SBD)KMEの電解コンデンサです。

中央の三枚のボードは正負二電源のレギュレーター(安定化電源)でトランスは独立したものです。これらはES9038Q2MI2S DACボードに供給されます。

 次の写真はチャンネル・デバイダーの二階部分を組み立てている最中です。

制御用CPUボード(ES8266)XMOS USB マルチCH I2S出力ボード、ES9038Q2M I2S DACボードが乗っています。

 電子ボリウムは別府氏の設計しているEVR-3タイプUを改造したものです。PCまたはCPUボードから制御するため、もともと着いていたつまみで回転で減衰量を制御するためのロータリーエンコーダーを外した特注品です。

 また専用のPICコントローラも外してESP8266から制御する形にしました。これにより、単独でも質の高いと好評の電子ボリウムを使った多チャンネルのボリウムシステムができ、しかもコンピュータ制御できます。

制御は次の画面ショット(Windows 10)のような形で制御できます。

 

2.今年試したDAC機器

Rockna Audio WaveDream Signature DAC

・色々な低価格 ハイCP DAC

最初はルーマニアのRockna Audioの高級DAC Wave Dream Signature DACです。MSB TechnologyDACから自家製のDACモジュールを開発してFPGAと共に新しいDACを設計製造しています。今までMSB TechnologyDACのユーザは今のMSB TechnologyDACでは高すぎると感じられた方にはぴったりのハイエンドDACです。価格は80万円(税込み)から200万円までしっかりした筐体を持つ素晴らしい音質のハイエンドDACです。USBAES/EBUS/PDIFI2Sなどの入力、アンバランス、バランスの出力、デジタルボリウム機能を持った384KHz/DSD対応の最高級DAC/デジタルプリです。

 

・色々な低価格 ハイCP DAC

今年も色々、試した低価格ハイパフォーマンスのハイCPDAC群です。下の写真は左下がES9038Q2Mボードに電源、ボリウムつまみ、S/PDIF,Opt,I2Sの入力を備えたものです。うまく使えば小型高CPのシステムのデジタルプリとして使うことで安くて音質の良いシステムが構成できます。 約3万円です。

201812月の定例例会ではこのDACを利用したシステムをデモします。

右下はES9018K2Mを使ったUSB DACヘッドホンアンプ。パーソナルにPCからヘッドホンやイヤフォンをUSBで接続して楽しみたい方にはぴったりです。約2万円です。

既に高級なDACを持っているのでPCで良い音を求めたい方にぴったりのものが下の写真の左上のUSB DDCです。USBで接続され、384KHz32bit/DSDの再生をI2SまたはS/PDIFに変換します。

 価格的には4万円ほどですが、既存のS/PDIF DACを生かすには最適のツールです。

次ページでは裏側の様子をご覧いただきます。

さらに安くマルチチャネルのUSB DAC

さらに安くマルチチャネルのUSB DACを 試したのが次の写真です。

XMOSのマルチI2S出力のUSB I/Fの後ろに低価格で質が良いと言われるES9023 I2S DACボードを3枚、追加したバラックセットです。これだとマルチアンプのデバイダー(レベル調整は別)がわずか3万円以下で192KHz24bit6ch出力を実現できます。7.1chアナログ入力のAVアンプとでマルチアンプ!

 

2チャンネルでの最低価格、最高音質を友達のGさんの協力で作ったのが下の写真です。スマホ充電用のモバイルバッテリに接続して、USBで接続すれば高級USB DACができます。20181224日の例会でも利用しました。

ボリウムはないのでPC側で設定するか、あるいはボリウム付きのアンプ(TPA3116D2のアンプなら1万円以内)で安くて高性能のオーディオシステムができます。

 

 

 

さらに安く質の良いデジタルアンプ

Ncore-400は数年前から使用していますが、今回はあえて低価格版のUcdシリーズを使ってみました。なんと、スイッチング電源も付いてボードの価格は処分価格の100ユーロ以下でしたので友達のGさんに頼んで簡単なシャーシに組み込んでもらいました。

写真左下が2chステレオ、右下が4chアンプです。幅はCDケースより細い。

これと先ほどの低価格USB DACにラズベリーパイとボリウム付きの小型プリを付ければ超小型高品質デジタルシステムかな?

アンプはここから買いました。
https://www.diyclassd.com/product/ucd32mp/25

スピーカーは?

今回のメインはSB Acousticsのスピーカーキットです。ご存知かも知れませんが、SB AcousticsはデンマークのScan-Speakからスピンアウトした技術者が作ったスピーカーユニット製造会社です。

今回のAra Kitは飯田の個人的ページ http://aedio.jp/SBA-Ara/ で紹介しているのでご覧ください。